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塗装の流れ

下地処理  
下地処理
<汚れの除去>
表面の泥や苔などの汚れやチョーキング*は、デッキブラシなどで水洗いをして除去してください。特にかわら棒付近は汚れがたまりやすいので注意してください。乾燥が必要なので水洗いは塗装の前日までに予め済ませておきましょう。
油汚れがある場合は、ペイントうすめ液で拭き取ってください。

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チョーキングとは?  
危険
水洗いをするとすべりやすくなりますので、注意してください。また塗る面は充分乾燥させてください。
*<チョーキングとは?>
塗膜が古くなり粉っぽくなることをチョーキングと言います。
手でこすってみて粉が付くか確かめてください。
さびの除去  
<さびの除去>
さびが発生している箇所は、ワイヤーブラシや#180程度のサンドペーパー(布タイプがおすすめ)で取り除いてください。
古い塗装が浮き上がっている場合の除去  
<古い塗装が浮き上がっている場合の除去>
はがれて浮いている塗装は皮スキやワイヤーブラシで削ぎ落とし、#240程度のサンドペーパーで塗装面を平滑にしてください。しっかり密着している塗膜は、そのまま残してもOKです。
ひろい塗り  
<ひろい塗り>
塗膜やさびを落とした後は、ひろい塗りをしましょう。さびを除去した箇所は何日も放置すると目に見えないさびが生じます。さびを落とした箇所は、できるだけ早く<ルーフコート(油性トタン用)>をハケでひろい塗り(除去した部分だけを塗る)をしておきましょう。
※ひろい塗りをした後は、上塗り塗装まで1日(冬期は2日)以上、間隔をあけてください。

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マスキング(養生)  
マスキング(養生)
塗りたくない部分や塗料が付着すると困る部分には必ずマスキングテープを貼ってください。 マスキングテープを貼る時は、きわの部分をしっかり押さえてください。また、マスキングテープは幅の広いものをおすすめします。床の面には、ポリシート等を敷き保護すると塗装時の汚れが防げます。

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塗料をかき混ぜる/塗料をうすめる  
塗料をかき混ぜる/塗料をうすめる
塗料は中身をよくかき混ぜてからご使用ください。フタを開ける前に容器を逆さにして振り、フタに手をそえてマイナスドライバーで開けます。フタを開けてからも底にドロっとした固まりがなくなるまでヘラなどでよくかき混ぜましょう。
汚れることがありますので、新聞紙やポリシートの上で行ってください。

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大缶(7L・14L)の場合  
<大缶(7L・14L)の場合>
大缶(7L・14L)も同様に、容器を逆さにして振りますが、重いので一辺を床面につけて支点として前後に充分に振ってください。天面を缶切り等で開け、ヘラ等で底から充分にかき混ぜてください。天面を開いた場合、残った塗料は密閉できる別の容器に移し保存してください。
ルーフコート(油性トタン用)は、うすめてからご使用ください  
<ルーフコート(油性トタン用)は、うすめてからご使用ください>
うすめた塗料は、保存ができなくなります。使う分だけ別の容器に小分けしてからうすめてください。
<テレピン油(ペイントうすめ液)>は、塗料に対し10%程度(重量比)を混ぜます。夏期はテレピン油の替りに<合成ボイル油>を混ぜることで耐久性が向上します。
ただし、乾燥が遅くなります。また合成ボイル油なので、用具の洗浄には使えません。
※合成ボイル油はスーパートタン用には使用できません。
うすめ液を加えたら、充分にかき混ぜてください。

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塗る  
塗る
<先に塗りにくい部分から塗りましょう>
まずは軒先から破風部分をハケで先に塗っておきましょう。はしごに乗ったまま作業しなければならない場合は危険なので塗料の容器や塗り皿を手で持たず、屋根や地面に置いて行うなどして身の安全を確保した上で行いましょう。
(ハケはトタン用ハケやスジカイバケを使ってください)

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広い部分はコテバケやローラーバケで塗りましょう  
次に塗りにくい凹凸部分(かわら棒や棟の部分など)を塗っていきましょう。
かわら棒の上には乗らないでください。
<広い部分はコテバケやローラーバケで塗りましょう>
コテバケやローラーバケで塗るときれいに効率的に塗ることができます。危険がないようにつぎ柄を装着して無理のない姿勢で塗装しましょう。かわら棒の間をひとつの単位と考え、棟から軒先に向かって塗るのがコツです。

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あとしまつ  
あとしまつ
<マスキングテープをはがす>
マスキングテープは、乾く前にはがしてください。床面に敷いた新聞紙等は汚れている面を内側にして丸めて捨てると周りを汚さずに処理できます。
<用具の手入れ>
ハケは、含んでいる塗料を新聞紙等で拭き取った後、テレピン液(ペイントうすめ液)で洗ってください。
洗い終わったらハケに含んでいるペイントうすめ液をよく拭き取り、陰干ししてください。
塗り皿も同様に新聞紙等で拭き取ってから、テレピン油(ペイントうすめ液)で洗ってください。
用具の手入れは乾燥する前に行ってください。乾燥するとハケの毛が固まって使用できなくなってしまいます。

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使用する道具

上塗装用具  
塗装用具
ハケ(トタン用か万能用をお選びください)
ローラーバケ&コテバケ(広い面が効率的に塗れます。仕上がりもきれいです)
かくはん棒
つぎ柄(ローラバケやコテバケの柄に取り付ければ作業がしやすくなります)
バケット、塗り皿(ローラーやコテバケを使用する場合)
上養生用具  
養生用具
マスキングテープ(塗料のはみ出しを防ぐために使います)
マスカー(テープとポリシ^トが一体となっており、広範囲を保護できます)
ポリシート
新聞紙
上清掃・補修  
清掃・補修
サンドペーパー
手袋
雑巾・ウエス
皮スキ・ワイヤーブラシ
不織布研磨剤(さび落とし)
デッキブラシ

アトムペイントオススメ塗料

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ルーフコート
ルーフコート
雪や雨、さびに強いスタンダードタイプ。
スーパートタン用
スーパートタン用
抜群の密着性・耐久性・防さび性。乾燥が速い。
テレピン油(ペイントうすめ液)
テレピン油
(ペイントうすめ液)
うすめる比率は重量比で10%程度ですが用具手入れにも使用します。