【アトム会のあゆみ 第7回】アトムチェーン会

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DIY ショウ出展
(昭和 60 年))


アトムハウスペイントニュース

新たなイメージ構築に向けた販促展開

金物店に向けたキャンペーン告知

1970 年代初頭から公共事業や住宅建設の活発化により、塗料市場の成長は拡大していきました。DIY の流行も予測され、ホームセンターの出店 が進みましたが、規制のため急速には進まず、主要な販売チャネルは金物店、量販店、塗料店の 3 つでした。
金物店は地域密着型営業で強い影響力を持ち、商品知識豊富なスタッフと業者・公共機関との掛け売り取引が特徴でした。しかし、店舗面積や商品陳列、消費者対応の課題も抱えていました。

この状況下で、当時の主要小売業であった金物店に対する取り組みとして、地域戦略の展開により県別に当社の家庭塗料のシェアを調査し、各地域の特約店と連携して『アトムチェーン会』を結成しました。
アトムチェーン会では、各地域の特約店の取引先である金物店を組織化し、「アトムハウスペイントニュース」の発行やキャンペーンの充実を通じて、金物店へのサポートを強化しました。
また、新規の金物店を小売店として積極的に獲得していきました。

ところが、昭和 53 年度(1978 年)に、流通形態に大きな変化が現れました。大手量販店やホームセンターが急速に成長し、これまで小売業の中心を担っていた金物店に代わり、新たな流通ルートとして本格的に台頭してきました。また、競合メーカーとの商品差別化が難しくなってきたことから、積極的に新たなソフト面の開発へ取り組む必要に迫られていました。

そこで、小売店の業態研究と指導で活躍されていた丸田達夫氏(株式会社サム・プランニング代表取締役)をコンサルタントとして招聘し、「金物店の衰退が著しい中でも、時代の流れに対応し、新たな業態へ転換できた店舗は存続するだろう」との見解のもと、金物店の運営に注力することにしました。「金物店の今後はどうあるべきか」というテーマで、金物店のリニューアルに向けた店舗改装から販促までを指導し、アトムチェーン会における新たなモデルづくりを推進しました。

基本方針として、プロユース対象で単に商品を売り場に並べるという従来のハード型な考え方から、一般消費者をターゲットにし、売場そのものを楽しく商品が選びやすい新しい業態へのリニューアルを進めていきました。具体的には、各店舗で大規模なイベントを開催し、塗料売場だけでなく店舗全体を盛り上げて活性化を図りました。
さらに、店舗にはシステムを導入し、収集したデータを活用して、来店者がペンキを塗りたい場所を入力すると、PC で即座に必要な情報を提供できるようにしました。
このように、当社では丸田氏の理論に基づき、金物店に対して改革を実施してまいりました。

丸田氏の理論を金物店に紹介することで、アトムハウスペイントを取り扱う「生き残る金物店」の育成と新規開拓を目指しました。さらに、当社の営業担当者や特約店の管理職クラスが、店舗指導や見学会、勉強会を通じて、営業力の強化に取り組んでいきました。
その結果、丸田氏の指導によって改装された金物店は100 店を超え、さらに、丸田理論を身に付けた特約店の営業責任者(株式会社コシミ商会、アトムサービス株式会社、アトム塗料販売株式会社)からのアドバイスを受けて改装を行った店舗も多数にのぼり、アトムチェーン会全体の組織力向上に大きく寄与しました。


店舗リニューアル用レイアウト事例


株式会社サム・プランニング代表取締役 丸田達夫氏


丸田理論を活かした店舗リニューアル事例

中でも、長野県佐久市に本社を構え、長野地区を中心に営業を展開されている株式会社コシミ商会 会長・越石雅雪氏は、金物店のリニューアルにおいて、いち早く丸田理論を取り入れ、地域特性に即した店舗レイアウトの改装を積極的に推進されました。
市場を熟知された豊富なご経験と知見を活かし、現在も消費者目線に立った的確なご指導を、弊社およびアトム会会員に対して賜っております。
また、平成 27 年(2015 年)よりアトム会第三代会長として、会の運営にも多大なるご尽力をいただいております。

さらに、金物店だけでなく新規ホームセンター立ち上げの相談があった場合には、全面的に協力できる体制を整えました。
この様なソフト化の推進に伴い、アトムハウスペイントにおける販促物やカタログのデザイン、CM などを刷新し、ブランディングを強化することで、新たなイメージを構築していきました。